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ビルメンテナンス「株式会社江口」

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ビルメンテナンス中堅の若きリーダーからの依頼

今、都心を中心に再開発を含めて、再びビル建設ラッシュの気配がある。そんな中、中堅ビルメンテナンスの会社「株式会社江口」(以下、江口)http://www.k-eguchi.co.jp/index.htmlからチエノキに依頼があった。

江口本社外観

浜松町にある本社外観

 

江口は、1947年創業で60年以上続く老舗の中堅企業。従業員数は500名以上、年商も40億円弱(08年度実績)を誇る。

今回は、江口の若きリーダーとしてイノベーションを実践している常務取締役の江口禅さんから直々に依頼があり、ご本人に直接お話を伺うことができた。

江口さんは、ビルメンテナンス事業(通称ビルメン)の範疇を超える領域へと江口の事業を拡大し、現在では同社の躍進部門であるインテリアプランニング事業で数々の実績を挙げてきた方。江口の新しい技術と発想を、社内外に定着させた方といってよい。

江口は、ビルメンテナンス事業のほか、よりよい快適な空間を提供するインテリアプランニング事業やオフィス内のネットワークをより潤滑にするコミュニケーションネットワーク事業の各部門を有する総合企業なのでイノベーションしなければならないところはたくさんあると考えているようだ。

 

社内の様子

社内の様子。浜松町の本社にはおおよそ30名が勤務している

 

ビルメンテナンス業界の現状

ビルメンテナンス業界は、リーマンショックがあった2008年をピークに市場はシュリンクし続けている。2008年以降は、ビルオーナーによるコストダウン指令、入居率の低迷、テナントの賃料値下げなどが、業界を直撃した結果、激しい価格競争にある。

また、入札制度が拡大傾向にあることから、ビルメンテナンス業界は、まさに曲がり角状態。

幸いにも江口は、大手エネルギー企業を中心に長期的な安定受注(首都圏50棟)を得ているが、江口さんは「まだまだ、攻めなければいけない。安定受注は最重要だけれども、スポット受注による新規獲得は成長の鍵」という(スポット受注とは、メンテナンス契約をしていないビルやメンテンスを十分におこなっていないビルでのトライアル契約みたいなもの)。

「本来、ビルメンテナンスとは新旧問わず、ビルの資産価値の維持・向上につながるものであり、そのビルで働く人々の生産能力を高めるアメニティ(アップルやグーグル本社などがいい例)を提供する社会的意義と、そのビルで働く人々の幸福を担う事業。だから、もっと、もっと成長していく可能性はある」と強く考えるそうだ。

 

若い人の雇用、そして次世代のリーダーを育成する人材戦略が次のステップへ進むカギ

ビルメンテナンス事業における雇用、人材問題については諸説あるそうだが、従業員の高齢化は、江口においても既に問題となっており、長期戦略を実施していくには、従業員の若返り、とくに若手の管理者育成は急務である。

江口では、従業員のスキルアップ教育には力を入れており、教育指導もかねる若手の各エリア長の成長が重要な鍵を握っているのだ。

しかし、業界が抱えている雇用や求人の問題といった枠に留まらず、今のビルやオフィスのニーズの変化に柔軟に対応できるような人材面でのイノベーションが必要と考えている。

「今、ウチではオフィス以外のメンテナンスもやります。人目のつく立地や建物でのショールームをメンテナンスすることも非常に多くなってきました。それに伴って、清掃員も含め、ビジュアル化や機敏さ、より木目の細かいサービスが求められます。それにはどうしても若い力が必要なんです」と江口さんは、単なる従業員の若返りや、逆に単なる人材コストの削減ではない、新しい人材戦略を検討課題にしているのだ。

 

「清掃業務への意識を変えたい」

江口さんは、この新しい人材戦略として、ビルメンテナンス事業の中核をなす、清掃業務へのイノベーションも検討に入れている。とくに、この業務での人材イノベーションは急務。

しかし、この業務分野において、いち早く、成果を上げたモデルがある。ディズニーランドだ。彼らは園内の管理、とくに園内清掃を「カストーディアル」と呼ぶ。カストーディアルに従事する人たち(キャスト)は園内のエリートたちである。

ディズニーランドでは「清潔さはホスピタリティの原点」を運営の柱に掲げ、多くの優秀な人材を集めている。

「カストーディアル・キッズ」と呼ばれる、小学生を対象としたキャスト体験プログラムも実施しており、毎回、多数の参加者を集めている。

「ディズニーは、清潔にする仕事を憧れにした。ディズニーは極端な例かもしれないけど、ウチでもキレイにすることに対する意識を変えていきたい、みんなの憧れになるような仕事にしたい」と江口さんは希望を語る。

ビルメン七つ道具

ビルメン七つ道具

 

インテリアプランニング事業での課題

江口の第2の柱となるインテリアプランニング事業は、今、事業体質の変革を経験している。かつては受注獲得のため、収益軽視の売上至上主義であったが、実績と実力の向上により収益重視、付加価値創造へと体質が改善している。

世界最大級の外資系ホテルグループや著名病院・クリニックなど、専門性がなければ受注できないクライアントからの受注が多いことが、この体質改善の証明なのだろう。

しかし、実際に内装作業を行う事業者のクオリティ維持には苦労があるようで、このことは明確な課題なのだそうだ。

新規クライアント獲得のため、良質な内装事業者の吸引のため、江口のインテリアプランニング事業は、実績に見合うブランディングを確立する時期にあるのだろう。

また、この事業部では、ファイバー家具の製造・販売も手がけている。ファイバー家具は、フィリピンのセブ島にある自社工場で100%手作業での製造。素材にはポリエチレンファイバーを使用しているため、伸び縮みが少なく、ビーチや屋外でも使えるのが特徴だ。現在まで、ゴルフ場などの屋外テラスで使われたり、耐久性とデザイン性を両方備えていることが評価され、ホテルのロビーで使われたりしている。

ただし、このファイバー家具は卸売りが中心のため、直販ルートの拡大はこの商品での課題だ。

インテリアデザイナーのみなさん

インテリアデザイナーのみなさん

 

ファイバー家具のホテルでの使用事例

ファイバー家具のホテルでの使用事例

 

コミュニケーションネットワーク事業では品質重視と環境配慮

「この分野は、ビルメンテナンス事業の補完的意味合いが強いけれど、LED照明などの物販は成長分野と考えています。ただし、仕入れの品質を安定していかないと収益を損ないかねない」(江口さん)。

コミュニケーションネットワーク事業では、ネットワークインフラの構築はもちろん、最新のLED蛍光灯型照明などのオフィス用什器や備品の物販をおこなっている。

同社のネットワークにより、物販は海外で生産して供給する体制を敷いているが、品質には自信を持っている。

また、環境省の推進する地球温暖化防止の国民運動「チーム・マイナス6%」に参加しているなど、環境面への配慮も忘れていない(環境ISO14001も取得)。

品質、環境での強みを武器に、今後の展開を見据えるネットワーク事業でも、やはり企業ブランディングが物販や仕入れをスムーズにする鍵なのだろうか。

 

従来の手法にはないブランディング戦略が必要

ここまで書いてきたことをまとめると、長期安定受注は江口の基盤となっているが、相手のクライアントもイノベーション戦略により変革しようとしている中で、ビルメンテナンス分野もそれに対応したサービスが求められている。クライアントの変化に対応できる人材確保、育成は急務。それはとくに現場の清掃員、点検員、修繕員にまで及ぶこととなる。

スポット営業を行うにあたっては、実績とともにブランディングの確立により「あの江口だ」を決定打にしたい。

それは、インテリアプランニングや物販をともなうコミュニケーションネットワーク事業においても同様。

ただし、ブランディングにおいて、ただ単にコストをかけたPRやメディア露出ではビジネスには直結しない。やはりブランディングにも従来の手法にはないイノベーションが必要だ。

たとえば、人材確保・育成行為そのものが業界で話題となることでブランディングが達成されるなど、相乗効果的な展開も視野に入ってくるだろう。最近、新幹線の車両清掃スタッフの作業の正確さと素早さが、CNNや欧米の高官、日本企業の視察団を驚かせたことが話題となった。彼らがテーマの書籍も出版され、売れているようだ。あれなど、好例ではなかろうか。

 

今後の方向性を達成するための課題

・ビルメンテナンスにおける現場の責任者を担う若いリーダー候補の雇用と育成

・取引企業、新規顧客企業の変革に対応できる清掃員の確保・育成

・スポット営業による新規顧客企業獲得のための企業ブランディング

 

“ミッション”

□取引企業、新規顧客企業の変革に対応できる清掃員の募集、育成手法およびその特異性による話題性喚起(単なる収入面訴求での展開は不可)

求める企画像 1.実現可能性が高いこと
2.現実的なコストであること
3.
応募資格 とくになし
募集期間 2013年6月7日(金)〜2013年8月31日(水)
賞金 5万円
選考プロセス 6/7   募集開始

8/31  応募〆

9月中 採用企画決定

※採用企画を応募されたにはチエノキからご連絡いたします
企画書に必須の要素 具体的提案、提案背景(市場分析など)、ターゲット、実現度の考察
企画書の形式 A4 5枚以内
その他
株式会社江口
投稿日:2013年6月7日
カテゴリー:未分類

横濱スカーフ「株式会社丸加」へのイノベーション提案募集

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横濱スカーフの老舗メーカー「株式会社丸加」

「marca」は、イタリア語で「目的、目標」の意味。今回は、今年創業63年目を迎える横浜地場産業である捺染(なっせん)業=プリントの老舗メーカー、「株式会社丸加」( http://www.marca-scarf.jp/ )から依頼をいただいた。

今から150年前、横浜港から数多く輸出されたシルクは、世界に日本の存在を知らしめた製品。そのシルクに色鮮やかなプリントをのせたスカーフは、世界中を魅了してきた日本の代表的輸出品である。

丸加は、そんな横浜のスカーフメーカーの老舗中の老舗。現在、企画、デザインから工場生産、納品(※OEM)まで一貫したスカーフづくりが出来るのは、全国でも丸加一社だけという。

そんな丸加の創業者の孫にあたる営業担当部長の遠藤洋平さんにお話を伺った。

遠藤さんは、インクジェットプリントのようなデジタルプリント(無製版)による製造品とは一線を画し、伝統的製造工程は堅持するものの、さらなる技術、商品開発、店舗、販売、自社ブランドなどに関するイノベーションを望む、丸加の若きリーダーだ。

スカーフの歴史と現状

 

1859(安政6)年の横浜港開港時、日本の主要輸出品は生糸であり、輸出量の80%を占めていた。以後、色々な輸出品が増えたが生糸の輸出は半分程度を占め続け、その生糸を使ったハンカチがメルボルン博覧会などで注目を集めて国際的にメジャーになったようだ。

さらには昭和初期ごろ、ハンカチを大きくしたものをスカーフとして売り出したところ、ヨーロッパで人気となり横浜名産となった。

当時、絹織物の輸出国No.1は中国だったが支那事変以後、日本が中国にとって変わり、横浜の川沿いは染色工場が200社近くにも及んでいたという。

1976(昭和51)年頃に輸出量はピークを迎える。

しかし、1970年代から海外ブランドが国内を席巻し、横浜のスカーフ企業は海外ブランド品のライセンス生産に転じ、下請け業的存在になる。

バブル崩壊後は、工場数、出荷数ともに1976年当時の1/10程度まで衰退、現在に至っている。(はまれぽ.com参照)

 

 

 

丸加が直面していること

 

現在、スカーフ業界が直面している最大の課題は、スカーフ需要の低迷であろう。

丸加の場合、大体、1アイテム上代価格1~2万円の商品をメーンで販売しているが、この価格帯だとスカーフを購入するよりも他のファッションアイテム(例えば下着、アクセサリー、ストール)に目を向けがちな昨今のファンション事情がある。新たなスカーフの利用価値や付加価値創造が急務であることに間違いはない。

さて、スカーフづくりの工程だが、とにかく話を聞くと、これほどまでに手間と技術が必要なものかとびっくりする。

まず、絵師(職人)による図案作製⇒トレース⇒感光現像処理⇒型の試し刷り⇒手捺染⇒蒸し、洗い、乾燥⇒スカーフ地の裁断⇒縫製の工程を経て、ようやく完成する。

しかも、どの工程においても高い精度が要求されるのだ。

1柄あたりのスカーフの生産枚数は25~100枚程度だそうで、かなり非効率ではないかと思うが、そこのところを遠藤さんはこう考える。

「かつては1柄あたり3,000枚、多い時は10,000枚生産したこともあったが、お客さまへの希少価値、付加価値も落ちるので、生産枚数を制限することは大事。自分も5年前まではアパレル業界のマーチャンダイジングをやっていて、その時からもうマス商品の時代ではないと痛感していたので苦とは思いません」。

効率よりも品質、価値創造重視の姿勢を貫いているのである。

しかし、そうは言っても販路を拡大して生産量は多くしたいはずだ。

次に、同社の売上構造と利益率に関わる課題について。現状、同社の売上構造は自社ブランドスカーフ10%。アパレル等のOEM(首周り織物類)90%。

当然、OEMの方が利益率は下がる。

さらにはアパレル業界との作品、製品づくりにおいて、首周り織物類は“従”にならざるをえない状況だ。

自社ブランド「伝統横濱スカーフ」と「横浜」を活かしていきたい

 

さて、自社ブランドについてだが、現在「伝統横濱スカーフ」の1ブランドだけだが、きめの細かい舶来型図案、横濱にちなんだ柄、和柄など、とにかく廉価版やインクジェットプリント品などとは比べ物にならない作品性の高い製品ばかりだ。

それもアイテム数は膨大で価格は5千~2万円程度に抑えられている。

これらの製品は、自社経営のランドマーク店、キュービックプラザ店、赤レンガ倉庫店、本社ショップ店で販売されており、好調である。

しかし、横濱老舗ブランドではあるものの、さらなる知名度と特有のブランドを確立していかなければ埋没しかねない。それには企業ブランドも含め、単に横浜ローカルブランドとしてではなく、ナショナルブランドとしての確立を目指さなければならないと思われる。

横浜老舗ブランドはローカルとは言っても、そこは横浜。名だたる個性あるナショナルブランド企業はたくさんある。しゅうまいの崎陽軒、横浜家具のダニエル、バッグのキタムラK2、洋品のフクゾーなどなど。

現在、丸加はこれら企業と「ヨコハマズ・ベスト・コレクション」( http://www.ybc-net.com/ )というメンバー企業24社で結成されている組織に参加し、横浜ライフスタイルにこだわった人・モノ・コトづくりを行なっている。

今後は、さらにこういった組織を通じて横浜ローカルブランドの向上や販路拡大も各社の課題となろう。「みんなでもっと外へ出向くような戦略も必要です」と遠藤さんも言う。

店舗について。先の4つの店舗は店員が全員スカーフ好きで、商品知識も豊富、店の雰囲気も良好。

ただし、各店舗の立地特性や顧客特性に合致した品揃えや人員配置がなされていないため、売上坪効率にまだまだ改善の余地がありそうだ。

たとえば、スカーフは観光客や出張者、海外旅行者のおみやげ、男性用のアスコットタイ替りなど、使用、購入目的は千差万別。各店舗の特性を踏まえたオペレーションも当然、必要となってくる。

 

丸加の具体的な課題を整理してみると……

 

・スカーフの新しい価値(利用価値、付加価値等)を創造し、スカーフブームを起こす必要がある。

 

・スカーフの作業工程の緻密さ、作品性をアピールしながら1柄あたりのロットを上げていくために販路拡大の必要がある。

 

・既存OEM企業及びショップとの製品づくりや店舗陳列などの新たなやり方、改善、あたらしいOEM先開拓の必要がある。

 

・marcaの企業ブランドの確立を横浜圏以外に実施する必要がある。

 

・「伝統横濱スカーフ」ブランドをナショナルブランドにする必要がある。

 

・既存OEM提携ショップを広域メディアとして活用し、自社新ブランドを立ち上げ、提携ショップでの販売する必要がある。

 

・「ヨコハマズ・ベスト・コレクション」と共に横浜ライフスタイルとして情報発信するための活動、テスト出店などをする必要がある。

 

・現在、4店舗(本文の最後に店舗情報を掲載)を自社運営で展開しているが立地特性、店舗形態に合わせたマーチャンダイジングやオペレーション(店員の年齢構成なども含めた)の必要がある。

 

“今回のミッション”

□自社製品「横濱伝統スカーフ」のブランド化。スカーフの新価値を提案し、新たなスカーフブームを演出。その上でのブランド化が望ましい

 

*前記した8つの課題全体や1部分から導き出したものでも可。

ただし、ブランディング(ブランド化)に関しては、単なるメディアやキャラクター使用の提案は不可。モノづくりや店舗、出店などの通常活動のイノベーションやそれに伴うプロモーション、マーチャンダイジングなどの提案を期待したい。

 

※丸加の4店舗

ランドマークプラザ店
展望台にくる観光客や近隣に住んでいる方の来店が多い

 

赤レンガ倉庫店2店舗(1号館(文化棟)とYBCショップ内)
中心となるお客さんはみなとみらい~元町を散歩する観光客が多い

 

新横浜店(駅直上新横浜キュービックプラザ(駅ビル)5F)
近隣住民や周辺施設就業者、出張者の利用が多い

 

本社ショップ(兼ショールーム)
市内にある企業の方が訪れることが多い

 

 

 

求める企画像 1.実現可能性が高いこと
2.現実的なコストであること
3.
応募資格 とくになし
募集期間 2013年4月8日(月)〜2013年5月31日(金)
賞金 5万円
選考プロセス 4/8  募集開始

5/31  応募〆

6月中 採用企画決定

※採用企画を応募されたにはチエノキからご連絡いたします
企画書に必須の要素 具体的提案、提案背景(市場分析など)、ターゲット、実現度の考察
企画書の形式 A4 5枚以内
その他
株式会社丸加
投稿日:2013年4月5日
カテゴリー:未分類

茅場町鳥徳へのイノベーション提案募集

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明治末から続く老舗からの依頼

日本橋茅場町にある鳥料理専門店「鳥徳」から依頼をいただいた。鳥徳は、明治末から続く鳥料理の老舗で、依頼者は鳥徳4代目社長の鍋島孝太郎さん。鳥徳を活性化させるアイデアをいろいろと見てみたいそうだ。
明治末から続く老舗でありながら、今の人のニーズにも応えていける店作りをしたい、というのが鍋島さんの思い。
鳥徳のほかにも、日本酒を楽しみながら焼鳥を楽しめる鳥徳分店の「URA徳」、ベルギービール専門店「TALO」、小伝馬町の古民家カフェでオーガニックな素材にこだわった「紅(もみ)」をはじめたのも今の4代目です。
鳥徳だけでなく、今あげたほかの3つの店舗に関する総合的提案でもまったくかまわないとのこと。

 

焼鳥業界のいま

鍋島さんによると、最近の焼鳥料理屋は、リーズナブルなチェーン展開のお店(いわゆる居酒屋)と麻布や六本木にあるような1串500円程度で提供する内装を含めた総合力があるお店が流行っているという。
素材の原価を下げ、大人数でワイワイ盛り上がれる居酒屋と少ない人数でゆっくり長時間滞在できるように演出されたお店、この2つに囲まれてしまっていると感じているようで、鳥徳がいくら老舗だからといって、いつまでも老舗の看板に頼るわけにはいかないと鍋島さんは危機感をいただいている。


鳥徳の現状

鳥徳の商品は、創業から続く「鳥鍋」、「モツ煮」「柳川鍋」「湯豆腐」「鰻」「各種の串」などが主力。「鳥は締めたてのものがいちばん美味しい」という4代目は産地の名前がつくような、いわゆるブランド鳥にはこだわらない。締めたてをお客様に味わってほしいと「活鳥」を鳥料理のコンセプトに掲げている。
調理面にももちろん老舗ならではの技術がある。
たとえば焼鳥。鳥肉の切り方、かたちと大きさ、そして串の打ち方が焼鳥では非常に重要で、味を大きく左右するのだそうだ。新しく入ってきた職人さんには、たとえ焼鳥調理に長い経験があったとしても、鳥徳の技術を覚えてもらうほど、それだけ技術には自信をもっている。
ほかにも、「3代目が導入した鰻料理についても、鰻のさばき方は、鰻の専門店に負けない自信があるし、卵焼きひとつとっても角がきれいな真四角につくりあげるのは、かなりの技術力が必要なんだよ」と控えめにではあるが、鍋島さんはいう。

 

仕込みコスト

しかし、この技術へのこだわりにももちろんマイナス面はある。1日の営業に必要な串を打つのに、朝8時から夜9時まで、断続的にではあるけれど、職人さん3~4人で仕込まなくてはならず、これだとコストがかかりすぎてしまうのだ。
串1本の値段は200~250円。夜の営業では、どんなに串が好きな人でも10本も食べるひとはおらず、せいぜい5、6本程度で、売上にすると1,000円から1,500円程度にしかならないのだ。
夜の売上金額にすると、大きいように見えないが、鳥徳には、3~4人かけて朝から串を仕込まないといけない理由があった。

 

昼の売上が中心だった時期があった

鳥徳は、明治末の創業だが、現在のような1、2階合わせて約150坪の店舗へと成長したのは、鍋島さんの先代にあたる3代目のときだ。
当時の茅場町には、日本経済の成長とシンクロするように、たくさんの証券会社が誕生した。現在のコンピューター端末での取引ではなく、取引所内で人が立って取引していた(知らないかたは、築地市場のセリを想像してください)時代だから、各社とも多くの社員がいた。
この証券会社への昼の出前が鳥徳を大きく成長させたのだ。多いときには、1日300個の弁当を自転車の荷台に載せて、茅場町界隈へ配達していたそうだ。このとき、現在のランチ営業でも主力になっている「A弁当」や「B弁当」の各種ランチメニューが開発されたのだが、B弁当などには焼鳥も入っているため、朝から串の仕込みが必要なのだ。
バブル以降の日本全体をおおった不況に茅場町が影響を受けなかったわけがない。90年代に入ると、鳥徳のお得意先だった証券会社が倒産や廃業。今では、昼の出前は一部の企業へのランチ会議用に限られてしまっているらしい。
店内も茅場町全盛期のようなお客様の入りはなく、ランチ営業をいっそやめたほうがいいと考えることもあるそうだ。

 

鳥徳の今後について考えること

ここまで書いてきたように、鳥徳はもともと昼の売上が中心だった。昼のために大量に仕込み、夜の仕込みもついでに行ってしまっていたのだった。
この大量仕込みは2階店舗を含めた客席の肥大化をカバーしなければならないことも要因。夜の売上が収入源の中心になった今、4代目に代替わりして以来、さまざまなチャレンジを続けているが、夜の営業、店舗席数などにも課題が多い。
まず、客単価の問題。
最近は、3000円程度くらいがひとりあたりの客単価だ。店舗1階はテーブル席とカウンター席合わせて27席あるが、1日の2回転程度。焼鳥5~6本に、なにかもうひとつまみ。
それにお酒で3000円程度の会計。2~3人で来店する昔からのお客さんが多く、常連さんたちも茅場町が歴史を重ねてきたようにかなりお年を召している。若いひとたちのように食べたり飲んだりはせず、1本の串と1杯のお酒をゆっくり味わいながら召し上がっている。
働き盛りの30~40歳のお客さんはどうかというと、茅場町界隈にも増えたチェーン展開の居酒屋に行ってしまうか、来店したとしても、パッと食べてパッと帰ってしまい、昔からの常連さんと同じように、ひとり3000円程度しかお金を使ってもらえないそうだ。
「これだけ不況なんだから、しょうがないよね」と4代目も納得はしている。「だから、これからは、たとえば家族で楽しんでもらえるお店だったり、今までとは違うお客さんを対象にしたお店づくりをしてもいいのじゃないかって考えるんだよ」。
具体的に聞いてみると、朝大量に仕込んだ料理を提供するのではなく、そのときのお客さんの気分や雰囲気にあった料理やサービスを提供する、目配りの効く、そんなお店だってできるのではないかと4代目は将来を見据えている。

 

今後の方向性を達成するための課題

茅場町=サラリーマンの街から、マンション増加=家族の街への変貌を意識しながら、「これからは家族で楽しんでもらえる店」「今までとは違うお客さんを対象とした店」にしたい。
そのためには朝大量に仕込んで料理を提供するのではなく、多少高くても、その時のお客さんの気分や雰囲気にあった料理やサービスを提供するカスタマイズされた店づくりが最大の課題と考えている。
現在、鳥徳の1階部は大きなオープンキッチン仕立てで、お客さんが調理する様子をライブ感覚で見られ、また料理人側もお客さんの頃合いをはかって料理をお出しすることができるので、カスタマイズされた高いサービスは可能。
しかし、2階部は調理場もなく、間仕切りも少ない座敷形式なのでカスタマイズされたサービスや料理の提供が難しいのです。

 

“ミッション”

□付加価値の高いカスタマイズされた店舗づくりとそれに伴う料理
サービスのイノベーション

 

“4代目が考えている課題の一覧”

・ブランドが確立されていない
・店舗全体(1,2階部共)が旧態化している
・90席ある2階席(すべて座敷)の回転が悪い(現状2階席は1日1回転)
・営業形態を「大量仕込⇒大量調理」の工場方式から脱却したい。
・新メニュー考案(家族向けなど)
・昼営業の方向性
・ほかの3店舗も含めた総合的な事業展開

⇒課題すべてをクリアしなくても構いません。“ミッション”に答えていただければOK です。

大胆かつ現実的なイノベーションをお待ちしています。

 

店舗写真

外観

 

2階の様子

階段

 

1階の様子

厨房(1階)

簡単な図面

別館

求める企画像 1.実現可能性が高いこと
2.現実的なコストであること
3.
応募資格 とくになし
募集期間 2013年4月8日(月)〜2013年5月31日(金)
賞金 5万円
選考プロセス 4/8  募集開始

5/31  応募〆

6月中 採用企画決定

※採用企画を応募されたにはチエノキからご連絡いたします
企画書に必須の要素 具体的提案、提案背景(市場分析など)、ターゲット、実現度の考察
企画書の形式 A4 5枚以内
その他
茅場町鳥徳
投稿日:2013年3月27日
カテゴリー:未分類

新サービス「この指とまれ」

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「この指とまれ」って?

「この指とまれ」は、業界を問わず儲かる出来事を仕入れ、事業の利益に繋がる“仕組み”を実現するためのサイトです。当社より“仕組み”を発案し、その“仕組み”に参加していただける企業・団体を募集、マッチングいたします。

「この指とまれ」の仕組み

販売までの流れ

参加方法に関して

・各仕組みの詳細内容をご確認の上、参加フォームより必要事項を入力していただき登録。

 

利用料金に関して

・本サービスの参加登録料は完全無料

・実現されたパッケージのみ、仕組みのプランニング料をいただいております。(詳細は企画毎に記載)

・クライアントに購入された場合、参加者と当社間で「取引に関する契約書」を締結させていただきます。


「この指とまれ」の利用ガイド

定義

・「本サービス」とは、株式会社マジックファクトリー(以下「当社」)が当サイトを通して

提供する各種サービスのことを指します

・「当サイト」とは、当社 が運営する本サービスにかかわるウェブサイトを指します

▶ 著作権

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当社又は第三者機関が有しているとし、営利・非営利の目的を問わず、許可無く転用することを禁じて

おります

▶ 禁止事項

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▶ 免責事項

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▶ 規約変更

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・参加者は必要情報を当社へ提供していただきます

・企画の知的財産権は当社に属します

・参加者の情報の管理について万全の注意を払いますが、天災その他不慮の事故・破損・紛失について

は一切の責任を負わないこととします

・参加に不適切と判断された場合、参加の登録を取り消すことがあります

▶ その他

・本規約での解決ができない問題が生じた場合には、双方誠意を持っての解決をすることとします

2013年10月4日 発足


お問合せ先

本サービスに関するお問い合わせはinfo★chieno-ki.comまで、メールにてご連絡下さい。※★を@に変更してお送り下さい。


システム上の都合により、「この指とまれ」に関して、以下のフォームを使用しないよう、お願い致します。

求める企画像 1.
2.
3.
応募資格
募集期間 年〜2013年
賞金
選考プロセス
企画書に必須の要素
企画書の形式
その他
投稿日:2013年10月3日
カテゴリー:未分類

“仕組み”第1弾「雑魚・深海魚市フェア」の参加者募集!

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■概要

見逃していた、美味しい魚を味わう。

流通にはのりにくい規格外の魚介類や深海魚の試食・即売会をデパートやスーパー等で展開するイベントを開催。

■背景

トロ箱には入れるにはサイズが大きすぎたり、小さすぎたり、また数が揃わなかったりした魚介類。また、まき網漁法によって大量に漁獲されるアジ、サバなどもサイズによって選別され、豆アジ等の小型は低価格で取引されている。

■募集対象

規格外魚介類・深海魚等の扱いにお困りの漁業関連者・団体。

 

■プランニング料金

パッケージ実施において総売上の15%をいただきます。

 

■参加のご登録はコチラまで

必要事項を記載し、info★chieno-ki.comへメールをお送り下さい。

※★を@に変更してお送り下さい。

[必要記載事項]

①ご参加いただける“仕組み”(必須)

②企業・団体名(必須)

③ご担当者のお名前(必須)

④メールアドレス(必須)

⑤電話番号(必須)

⑥URL(サイトがある場合)

※参加のご登録後、パッケージが購入されましたら、参加者と当社にて「お取引に関しての契約書」を締結させていただきます。


システム上の都合により、「この指とまれ」に関して、以下のフォームを使用しないよう、お願い致します。

求める企画像 1.
2.
3.
応募資格
募集期間 年〜年
賞金
選考プロセス
企画書に必須の要素
企画書の形式
その他
投稿日:2013年10月3日
カテゴリー:未分類